住ま居るが建てる全ての建物の構造・省エネ(断熱)計算は全て代表が責任を持って、1邸1邸個別にしっかりと時間をとって丁寧に行っております。建築の世界では、特に大規模建築物は意匠設計(デザイン)と構造設計は分かれてそれぞれ別の設計事務所・設計者が行うことが普通です。建築意匠設計者と構造技術者との接点が無いままに建築意匠設計が先行し、大略完成した時点で構造計算が後追いする事例が多いのです。東京オリンピックのメーンスタジアムも意匠とコストと同じような構図ですね。どうしても意匠(デザイン)先行で、デザインをする設計者に構造に対する意識が少ないのです。
こういったことは有名なところでは東京都庁舎に如実に表れ、完成からまもなく雨漏りがひどい都庁舎の状況を聞かれた、意匠設計を担当した丹下健三氏はデザインコンペの作品だからと一蹴したという話は業界ではあまりにも有名です。デザイナーと言われる方達に構造についての認識が全くないのが問題なのでしょう。個人の資産である住宅にその姿勢で取り組まれたら困りますね。
住ま居るでは、意匠と構造の調和を図るためにも小規模木造建築物の意匠・構造・設備は1人の建築技術者の支配領域とするのが望ましいとの考え方を支持し、過去にもこれからも意匠と構造の調和を図って参ります。建物総重量の計算をすることで基礎構造設計の資料となり、地震力の計算にも結びつきます。構造強度のグレードアップにも容易に対応することが出来るようになります。
恥ずかしい限りですが、ほとんどの木造住宅の設計者はその住宅の柱一本にかかる荷重も知らないで設計していることがほとんどだそうです。何を持って地震に強いとか大丈夫というのか
根拠がありません。壁配置のバランスとか水平力など、壁だけ強くすると逆にもろくなることがあることを知らないのです。法的には4号建築物という普通の木造2階建ての住宅には構造の検討が省略されているのがやはり問題なのでしょう。
住ま居るの構造設計は、下記図書に基づいております
省エネ住宅の解説本
構造と同様に省エネ(断熱)設計にも住ま居るでは早くから取り組んでおります。もう10年以上前から「遮熱」の必要性を感じ工事してきました。
断熱設計や省エネ設計は、自ら進んで情報を取りに行かないとなかなか手に入りません。平成25年になって書籍や講習会等がだんだん開かれるようになりましたが、その前は限られた人たちの限られたテーブルでしか技術や知識の向上が図れませんでした。どこの勉強会に行っても○○教授だったり、○○教授といったように数名の学術者と我々のような数名の現場に携わる物が小さな接点でつながっていました。
省エネ住宅と言えばバイブル的な書籍である「自立循環型住宅の設計手法」という、協会が監修し講習会参加者向けに配られた物が日本での一番の取り組みだったといえます。
2014年には、EU諸国では不動産取引等に当たり前に使われているエネルギーパスという、建物の燃費を表す証明書についての研修を受けて参りました。不動産を取り扱う物としてこの制度は非常に優越で有り、日本での普及促進に努めていきたいと思っております。
住ま居るのお客様には、このエネルギーパスの提示も行っております。
本当かどうか確かめたい!
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