光熱費を安くするには、家の燃費をよくすること。

車の燃費性能や家電の消費電力などは一般的になりましたが、一番消費量の大きい家の燃費については一般的ではありません。しかし欧米では家を借りたり建てたりするとき「家の燃費性能」の表示が義務化されています。家の燃費が分かれば月々の光熱費も計算できるので、家を借りたり建てたりするときの大きな判断要素になるのは当然です。欧米で出来るということは当然日本でも出来るのですが、高度な計算等が必要になりその担い手が非常に少ないためまだまだ一般的ではありません。

断熱材の熱容量や厚さ、窓の熱損失係数、エアコンや給湯機の性能等が全て数値化されているので一手間掛けて計算すれば、初期コストと光熱費のバランスが一目で分かります。

光熱費を安くするには、まず「結露しない家」で建物本体の省エネ性能をできる限り高め、次に日本が得意とする「省エネ設備」機器を適宜採用していくことです。

光熱費を決める5大要素

  • 外皮性能

    1. 屋根/天井断熱
    2. 壁断熱
    3. 床断熱
    4. 基礎断熱
    5. 遮熱
  • 給湯設備

    1. ガス給湯機
    2. ヒートポンプ給湯機(エコキュート)
    3. ハイブリッド給湯機(電気×ガス)
  • 空調設備

    1. エアコン
    2. ヒーター
    3. 床暖房
    4. 温水暖房
  • 換気設備

    1. 全熱交換換気(第1種換気設備)
    2. 第3種換気設備
  • 高断熱浴槽

    一晩おいても-4℃しか湯温が下がらないことで追い炊きのエネルギー消費を削減。

  • 照明器具

    全照明LEDが当たり前になりました。

初期投資を極力抑えて、最大限光熱費を抑える注文住宅の建物仕様

日本では当たり前のアルミサッシは世界の国々で性能が悪すぎて住宅としては使用不可です。あまりにも熱損失の大きなアルミサッシを21世紀でも使用するなんてありえないのです。韓国や中国でも樹脂サッシが当たり前。2000万円も3000万円も掛けて韓国や中国でも建てられないほどの低性能な家を建てるのは止めましょう。

最低減クリアしたい注文住宅の建物仕様

  • 外皮性能

    1. 窓          →  樹脂窓LOW-E断熱・遮熱ペアガラス
    2. 屋根/天井断熱  →  次世代省エネ基準(緩和無し)仕様
    3. 壁断熱       →         〃
    4. 床断熱       →  基礎断熱を強く推奨。施工能力が低ければ次世代省エネ基準の該当エリアの2つ上の基準
    5. 基礎断熱     →  基礎外断熱もしくは基礎内断熱
    6. 遮熱        →  屋根に必須。タイベックシルバーはあまり効果無し。
  • 給湯設備

    1. ガス給湯機    →  エコジョーズ。プロパンガスならエコキュートがお奨め
    2. ヒートポンプ給湯機(エコキュート)  →  COP3.0以上。光熱費目線では一番お奨め
    3. ハイブリッド給湯機(電気×ガス) →  地球に一番優しいが財布に厳しい
  • 空調設備

    1. エアコン      →  COP4.5以上の機器
    2. ヒーター      →  灯油・ガス暖房は第1種換気設備以外は使用しない
    3. 床暖房       →  ヒートポンプ温水式がおすすめ
    4. 温水暖房     →  機器の価格が高すぎる
  • 換気設備

    1. 全熱交換換気(第1種換気設備) → メンテナンス他含め澄家Ecoが今のベスト
    2. 第3種換気設備           →  寒くて仕方が無いのでやめる
  • 高断熱浴槽

    →    入浴時間が家族で異ならなくてももはや必須

  • 照明器具

    →  点灯時間が長い居室はLED必須。その他は蛍光灯で十分。しかしLEDの価格もこなれたのでLEDが無難。白熱灯は不可。

  • 太陽光発電設備

    →  ゼロエネルギー住宅(ZEH)を満たす容量は入れたい

これだけの性能を備えると、普通に建てる注文住宅の半分ぐらいの光熱費でまかなえます。埼玉県の新築住宅の一ヶ月の電気代の平均がおよそ8500円で年間102,000円。ガス料金がおよそ4,500円で年間54,000円です。しかしこれらの光熱費は大きな「我慢」や「忍耐」「もったいない精神」が前提となっています。冬は寒くて当たり前、夏は暑くて当たり前で、ある程度の暑さ寒さは我慢するという日本人気質です。夏は27°で湿度60%、冬は20°で湿度50%が快適に暮らす目安です。それを元に普通の注文住宅の家の性能で燃費計算すると、オール電化の場合で月々18,000円、年間216,000円と算出されます。その光熱費が家中冷暖房して快適な室内に保ってもおよそ半分になるとお考え下さい。

とっても快適で安眠できる健康な生活。それが光熱費の安い家です。

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