住ま居るの「結露しない家6.5」 欲しい性能全部入り

夏暑くない家づくり

-遮熱・気密/換気 ×全館空調

UA値<0.38、C値<1.00が基本。冬暖かく夏涼しく省エネにエコに貢献して暮らしたい!建築家によってスキルが大きく違う「温度のバリアフリー設計」。建材価格がこなれてきたのでコストをあまりかけずに性能を上げられるようになりました。

住ま居るのある埼玉県鶴ヶ島市は夏の暑さで有名な熊谷市とも近く、観測所のある鳩山町はほぼ隣接しています。なので快適に省エネで暮らすには夏の暑さ対策は必須です。

夏の暑さ対策は三つあります。

一つは、断熱ではなく「遮熱」です。ここを勘違いされて断熱性能だけを高めると、断熱材が蓄熱材となりかえって居心地の悪い劣悪な環境となってしまいます。夜になっても室温が下がらず「高気密・高断熱住宅は夏はどうしようもない!」と言われるゆえんです。北欧系の住宅仕様をそのままこの地方に持ち込み実践された住宅によくある弊害です。そもそも夏の暑さが厳しくない北欧では、「遮熱」はもちろん冷房さえも不要で「断熱」だけ考えればいいからです。「遮熱」とは文字通り熱を遮(さえぎ)ることです。特に夏場に建物を熱す太陽光の赤外線は、火で物を温める伝熱ではなく、電子レンジのように、光がぶつかる(反射する)ことによって熱を発する仕組みです。これを跳ね返すにはアルミがとっても有効です。建物の外壁や屋根にアルミを張り巡らせば太陽による赤外線の熱を跳ね返すことができます。

二つ目は、「日射遮蔽」です。よしず・すだれ、洋風にいえばサンシェードを設置してあげれば、窓に太陽光が直接当たらなくなり、かなり日射熱が家の中に入るのを防いでくれます。昔ながらの日本家屋は庇や軒の出を深く取ることで、夏の陽は防ぎ、冬の日射はとりこむという合理的に考えられた仕様なのです。建築用語ではパッシブデザインといわれ、日射熱を活用した建築手法です。夏場にサンシェードが設置できるようにプランニングします。

三つ目は「空調」です。普通の壁掛けエアコンで十分全館冷房が可能です。エアコンの風が直接当たると気持ち悪いですが、エアコンを家全体がいつもひんやりしている環境を維持するのに活用するととっても心地よくなります。室内の壁/床/天井が体温よりも低いと室内が28°でも暑くは感じません。扇風機による少しの風が当たるととても心地よく感じる環境になります。この環境を維持するのに空調を活用することです。部屋の室温を下げても。室内の壁が温かいままだと決して心地よくはないのです。部屋の室温を下げるのにエアコンを活用するのではなく、一つ目二つ目を実現し、さらに室内の壁や天井、床の温度が低いまま維持できる環境を作るのにエアコンを活用します。

これらが実現されることで「夏暑くない家」が省エネで光熱費を無駄に掛けることなく、光熱費を抑えて実現できます。

冬寒くない家づくり 

-断熱・気密/換気 ×全館空調

世界標準だけど日本では超高性能な住宅。暑くて寒いのが当たり前の日本の家、寒い家は人権問題になる先進諸国の家。ちゃんとした家づくりをすると「そこまでしなくていい」といわれてしまう現状を打破し続けています。

冬寒くない家づくりをするには3つあります。

まず一つは断熱です。冷房は我慢しても暖房を我慢する方はほとんどいないでしょう。暖房して家(部屋)を暖めその熱を逃げないようにするのが「断熱」です。ですから単純に言えば、熱の逃げる量が少ない高性能な断熱材を出来る限り厚く建物を取り囲めばいいのです。一般的な住宅の壁厚は100ミリ前後です。その壁厚の中に出来るだけ高性能な断熱材を充填し、出来ることなら外壁側に付加断熱材を設置すること(外貼り断熱)でさらに断熱性能を上げることができます。気を付けなければいけないのは、ただ断熱材を入れればいいわけではないということです。埼玉県や東京都の冬の気候は、低温低湿です。暖かい室内側には湿度(蒸気)がたくさんあり、寒い外は湿度が非常に少なく、室内の蒸気を壁の中に入り込ませない工夫が必要なのです。丁寧な施工、断熱材の質、電気配線、コンセント/スイッチボックス、配慮する点は結構あります。これらを雑にやってしまうと壁体内結露が生じ、当初の断熱性能が発揮できなくなるだけでなく、カビの発生を促進してしまい、アレルギー・喘息など現代病の発症リスクが高まってしまいます。

二つめは気密です。いくら室内を温めても隙間風があっちこっちにあればすぐにその暖気は逃げてしまいます。風がビュービュー吹いている外でセーターを着るだけでは熱がとどまらず寒いのと同じで、ウインドブレーカーを羽織り隙間を作らないことが大切なのです。そうすると魔法瓶が理想ですが、隙間はなくなっていいのですが今度は息苦しく感じますし、実際空気は汚れていきます。一酸化中毒にもなりかねない危険な状態です。そこで必要なのが「換気」です。気密と換気は切っても切れない関係なのです。しかし換気もただやるだけだと今度はそこから熱がどんどん逃げてしまいます。せっかく温めた空気がどんどん逃げ代わりに外の冷たい空気をどんどん取り込んでしまいます。そこで熱交換換気というのが必要になります。熱交換とある通り、室内の暖かい空気はそのままに、外の冷たい空気はとりこまずに換気だけ行うことができる仕組みです。

三つめは暖房・空調です。どんなに断熱性能を高めても自然現象により熱は暖かいところから冷たいところへ移っていきます。熱源がなければ家の中と外の温度は揃ってしまうのです。一つ目二つ目の対策を行えば、あとは少しの熱源があれば冬暖かく過ごせます。まず黙ってても熱源となるのが生きている我々自身です。さらに冷蔵庫はとっても大きな熱源です。テレビや生活家電も熱源です。お風呂や料理も大きな熱源となります。それらの後に、必要なだけの暖房・空調を足してあげればいいのです。冬場だけなら、一つ目二つ目ができていれば6畳用のエアコン(2.8kW/100V)が1階で一台動いていれば十分です。暖気はちゃんと上昇し上階も温めてくれます。コスト的には8~10畳用のエアコン(4.0kW/200V)も値段がほとんど変わらないのでそちらの設置を推奨します。

ならエアコンは一台でいいのだ!というとちょっと違います。冬場はいいのですが、夏場は少し状況が違います。冬は外気が0℃、室内が20℃だと温度差が20℃ありますので十分空気が動いてくれます。しかし夏は外が35~30℃、室内が28~25℃だと5℃前後しか違わないのです。この差だと階をまたいでは空気が動いてくれないのです。なので各階に一台づつエアコンの設置をしています。

さらにもう一点快適に暮らすにはあることが必要です。これは建築ではまだできないので、家電にてご自身で対応いただかなければいけません。それは「加湿」です。湿度は50%を目標に最低でも40%以上を維持していただきたいです。埼玉県や東京都では、新潟県で大雪を降らせ乾いた空っ風が赤城山より吹き下ろされて吹いてきます。なので湿度が20%を下回ることがざらにあります。こればかりは現状建築ではどうにもできません。加湿器は気化式、超音波式、ハイブリッド式等様々ありどれも一長一短で、菌の繁殖予防にメンテナンス・お手入れも必要で大変煩わしいです。こちらも各階に1台十分な能力を持つ加湿器を設置すれば、静電気予防、肌の荒れ・乾燥防止、就寝時ののどの痛み防止等健康面はもちろんとっても快適に暮らすことができます。

全館空調(冷暖房)

-壁掛けエアコンでイニシャルコストもランニングコストも低い。

室温調整のための全館空調がはやっているそうです。住ま居るはお得な一般壁掛け式エアコンで、とっても快適な「輻射冷暖房」に似た仕組みをご提供します。

一般的な壁掛けエアコンと小屋裏の空気を床下へ送る送風システム-エコエアーシステム-で実現します。

基本的に冬は1階のエアコン1台で、夏は各階のエアコン1台で家全体を温めたり冷やしたり快適な室温調整が出来ます。「夏暑くない家づくり」に書きましたが、一般的な全館空調が「室内の温度を均一にする」ことであれば、私たちが言う全館空調は「室内の床・壁・天井の温度を低く維持する」ことです。とうぜん室温も下がるのですが、快適に暮らすには遮熱・断熱・気密が先にあって、それを補う形で空調を活用するのです。

だれもがエアコンの風はあまり心地よく感じないと思います。全館空調で室内を冷やすというのも各部屋のエアコンでそれぞれの部屋を冷やすというのも同じことです。そうではなく、遮熱・断熱・気密・換気がしっかりしていれば、イメージとしては地下室のようなひんやりとした室内環境を理想とします。ですのでエアコンの配置は基本的に風が直接当たらないところを探します。そして暖かい空気は上昇するという自然現象を利用し、小屋裏の暖かい空気を強制的に床下に送る省エネ装置がエコエアーです。

全館空調が2018年ぐらいからテレビCMで流れ、建物の断熱性能が高ければ「つけっぱなし」でもそれほどエネルギーを消費しないことが広く伝わり人気が出ているそうです。しかし天井カセットタイプのエアコンは高く30坪の住宅で約120万円ほどするのが相場です。しかも電気製品ですのでおおよそ10年経つと故障・交換が視野に入ってきます。そのとき120万円もしくはそれ以上のイニシャルコストの負担が強いられることを理解されているのか心配です。交換を考え120万円も初期コストを投資するなら、一般壁掛けエアコンが10万円前後で、4LDKなら4台ですみ、また故障/交換が発生しても個々の対応でそのときの負担も少ないです。そう考えると裕福な方やデザイン性を特に求める方を除き一般戸建て住宅では採用すべきでは無いと住ま居るは考えます。

住ま居るのご提案する『結露しない家』仕様なら各階に1台のエアコンの設置に各居室へ送る換気扇を足せば全館空調が出来てしまいます。しかも最新の賢いエアコンは温度が下がると自動で止まってしまったりするので逆にシンプルな冷暖房機能のみを備えた、コストの低いエアコンの方がこの仕組みには適しているのです。室温をそこそこ下げ、床/壁/天井が冷えることによる「輻射冷暖房」はとても快適です。

光熱費8000円/月以下で暮らせる

-快適省エネ健康住宅

結露する家は瑕疵とみなされる先進諸国の家、結露しない家が非常識な日本の家。暖かく涼しく暮らせる快適な家は医学的にも健康に寄与することが証明されました。健康で永くいられるために体に負担のかからない暖かく涼しい家は必須の性能です。

無暖房や無冷房を追求すればコストがいくらあっても足りません。そして結局快適な温湿度にはなりません。

現代のテクノロジーであるエアコンを上手に活かし、快適な温熱環境を省エネルギー&低コストで運用します。

冬家の中が暖かいのは体がなまりますか?夏家が暑いのを我慢することは美徳ですか?

今やヒートショックや熱中症で亡くなる方は交通事故で亡くなる方の何倍にもなっています。慶応大学の伊加賀教授を中心とする調査チームの研究結果でも、家の中が暖かいと行動が活発になったり血行が促進したりと、暖かい家は健康に寄与することが確認されました。

年金を中心とした所得になった時、光熱費が占める支出割合は小さくありません。そして日本の国力が弱く・小さくなっていくなかでエネルギーコストはますます上昇していきます。より小さなエネルギーで快適な室内環境を維持することは、光熱費抑制に繋がります。食費と並び光熱費は削減することが難しい支出です。

火災保険料が約半額、省令準耐火/準耐火仕様の木造住宅

今や木造建築でもRC(鉄筋コンクリート)とおなじ耐火建築物まで可能となりました。木造建築物もRC造と同じほど燃えにくく出来ます。火災保険料が一般木造住宅の半分ほどに。構造計算で燃えしろ設計も可能です。

構造も断熱も住宅の一つの性能だから、機能もデザインもかなえるお手伝いをいたします。

今や木造建築でもRC(鉄筋コンクリート)とおなじ耐火建築物まで可能となりました。

住宅レベルでは最高区分であるT構造となる省令準耐火/準耐火建築仕様で火災保険料が一般木造住宅の半分になります。建築コストが安い木造でも鉄骨造/RC造と同じく防火/耐火性能は十分確保できるようになりました。

Co2削減や環境共生から木材の活用が推奨されています。そして燃えない木造建築物の研究や実証もすすみ木造40階建てビルも検討されています。ちゃんと造れば燃えない木造住宅が出来る時代です。

地震保険料が半額、認定された耐震等級3(耐風等級2)の住宅

熊本大震災でも倒壊しなかった耐震等級3を標準採用。ちゃんと計算・認定取得。耐震等級3は地震保険料が半額になります。

構造計算や外皮省エネ計算を全国の設計事務所様から常時依頼を受けるほど精通しているので、認定もちゃんと受けています。

新しくても未だに大きな地震で倒壊してします木造住宅。それは住宅というのは建築物としては規模が小さく、また住宅産業の構造が「ちゃんと」構造の計算をしなくても「ちゃんと」計算されているという性善説によって成り立っているから。昭和56年以降に建てられた中規模以上の建築物は大きな地震でも倒壊していません。それは「ちゃんと」構造の計算がされているからです。

木造でも3階建ての建物はちゃんと構造計算が義務付けられるので中大規模建築物と同様大きな地震でも倒壊はしていません。木造二階建ての住宅でも同じ構造計算を行ったり、建築の法令で定められた構造強度の約1.5倍に該当する「耐震等級3」の認定を受けた建物は倒壊の恐れがとっても小さくなり、熊本大地震でも地震直後から居住することができ、仮設住宅や避難所での生活は不要だったそうです。この評価書があれば当然地震による被害も小さく見込まれるため地震保険料が一般住宅の半額にまで減額されます。

「結露しない家+」は全て耐震等級3の認定を取得します。

エネルギーの自給自足も-太陽光発電×EV(電気自動車)

まだ完全には出来ませんが、太陽光発電と電気自動車(EV)のバッテリーを活用し、災害時のみならず通常時もエネルギーの自給自足をかなえる仕組みがV2Hです。

リーフ誕生と当時にモデルハウスにて仕組みを公開しています。現在は三菱アウトランダーにて運用中。

まだ完全とまではいきませんが、自動車でもあるEVのバッテリー(蓄電池)と太陽光発電設備を連結して家庭(住宅)のエネルギーの自給自足ができる仕組みがV2H(ビークルトゥーホーム)です。

普段自宅に駐車して近所のスーパーに行くくらいの利用であればとっても有効な仕組みです。住ま居るでは国産最初の電気自動車である日産リーフが発売されてすぐにモデルハウスにてV2Hを活用・展示しています。現在は三菱アウトランダーPHEVにて運用しております。

ここ数年起こっている度重なる自然災害によるインフラのトラブルから、EVの活用が注目されさらに先進的な取り組みとしてV2Hが徐々に普及してきています。

電気はすぐに復旧する!といわれていた常識が2018年は大阪で、2019年は千葉で、覆されました。2019年の台風被害では、川崎のタワーマンションが浸水し電気設備がトラブルを起こしたことで、電気がなければトイレさえも使えないという、停電により生活基盤がほぼ失われてしまうほど電気に依存している私たちの暮らしを実感させられました。

自宅だけの給電なら、太陽光発電設備とEVがあれば、エアコンも冷蔵庫も使え通常の暮らしがほぼできるくらいの仕組みは、ちょっとのエネルギー(エアコンの活用)で夏暑くなく冬寒くなく暮らせるととっても相性がいい組み合わせです。

専用の電気線がとっても太く、あとから工事するのはとても大変なので最初に電線を通せるようにしておくだけでも有効です。

プランニング(間取り)-可変性を備え合理的に

〇洋式住まいで取り入れてなじんだもの、なじまなかったもの

〇時代の変化で淘汰され変わってきたもの

変化のスピードが非常に速い現代社会。現在のライフスタイルを紐解いてみると思いがけない「気づき」に出会えるかもしれません。そんなご提案をいたします。

建築家として時代の変化をくみ取り、合理的に考えたプランニングのご提案

〇洋式住まいで取り入れてなじんだもの、なじまなかったもの

☆なじんだもの

  1. ちゃぶ台/座敷の生活 → テーブル/椅子・ソファーの生活
  2. 畳+布団敷 → ベッド

★なじまなかったもの

  1. 玄関で靴を脱がない → 玄関では靴を脱ぐ
  2. 生まれてすぐに個室で寝る → 小学校入学位までは少なくとも親と一緒の部屋で寝る
  3. シャワー → お風呂

〇時代の変化で淘汰され変わってきたもの

  1. 床の間/客間の充実 → 広いリビング+畳コーナー
  2. 4LDK → 3LDK
  3. 夫婦(専業主婦)+子ども2人 → 共働き+子ども1人、DINKS、高齢者二人住まい等
  4. 多世帯 → 単世帯、一人世帯
  5. 給湯設備・住宅設備の進化 → お風呂もキッチンも階上設置が容易に、お湯がいつでも自由に使える暮らし
  6. 隣組・法事 → 近所との適度な距離感、家族葬、プライバシー重視
  7. 生活家電・時短家電の充実 → 5G/WiFi/IoT テクノロジーに囲まれた暮らし
  8. 自宅での法事 → 葬儀も慶事も自宅外で

温度のバリアフリーデザインなら、中も外も自由自在思いのままにできます

2020モデルプランと価格

プランニング

二回目や三回目の家づくりの方など、「こうしたい!」というのが明確にある方は初めての家づくりでもその実現のお手伝いをいたします。

ここでは、初めて家を建てられる方でどんな家がいいのか悩んでいる方やどんな家がいいのかわからないといった方、建築家はどう家づくりを考えているのだろう?住ま居るは初めて家を取得する子育て世代の家づくりへのおすすめプランはあるの?その理由は?にお応えします。

中古住宅も扱う不動産業者として、時代の移ろいに対応できる住まい方を一番にお勧めいたします。その解は「スケルトンインフィル-可変性に対応した構造躯体」もしくは欧米型の「移住スタイル」です。

必要に応じた住まいに住み替える「移住スタイル-不動産の価値が上昇する市場」が日本でも定着していればまだいいのですが、デフレの日本で、さらに定住型を基本とする日本ではまだ一般的ではありません。そこで子育て世代を経て、高齢を迎えて自宅での自力ケアに対応できる「可変性のあるプラン・間取り」をご提案します。

そしてこのプランによる、外皮性能(Ua値/ηAC/ηAH)/一次消費エネルギー/高価格ハウスメーカーとの消費エネルギー(光熱費)比較/耐震等級・耐風等級、そして価格をご紹介します。

2020モデルプランの特徴

  • パッシブデザイン

    夏は深い庇で日除けをつくり、太陽の高さの低い冬は日射を取り込める、日本でも昔から取り入れられてきたデザインです。モデルプランでは南面のみ大きな開口を設け軒を1.35m以上取り、夏の日射は遮り冬の日射は取り込めるようになっています。東面はプライバシーを守りつつ上部から明るさを取り込めるように、西側にはあまり開口はとらず、北側には書斎コーナーに柔らかな光が取り込める窓と、階段ホール、トイレに窓を設けました。

    ソーラーパネルも大容量が搭載できる一面の大きな屋根となっています。

  • あえて二階にLDK+水廻り

    子育て&共働き&生活導線&プライバシーを考えたら、二階リビングも検討してみてください。

    適度な距離感が保て、プライバシーは守れ、家事導線、洗濯してから干すまで・干す場所のこと、陽当り、心地よさ、手荷物を置いて・しまって共用部/LDKに行けるから不要な荷物・郵便も二階にもっていかなくてすみ、遅く帰ってきても階段を上らずに部屋に行け・・・とメリットはたくさんあります。

    住宅設備が進化して、普通に階上に設置できるようになったから考えられるプランです。このプランでは玄関上に水回りを設置していますので、通常メンテナンスも容易にできます。

    家での生活の中心はリビングルームでしょう。片付けが苦手とか家事楽導線とか合理的に考えると二階リビングは正解です。

    モデルプランは玄関を1階に持ってきていますが、来客が多くリビングにお招きすることが多い方は外階段から2階玄関もありですね。

  • 広い玄関土間ホール

    たった三人家族でも同時に出入りすると一般的な住宅の玄関框の間口では一人づつしか靴が脱げません。ベビーカーから子ども用/大人用自転車までおける広々土間空間を設けました。長い壁面にはコート掛けを、正面の壁面は飾り壁(ニッチ)としてオシャレに玄関を演出。機能性とデザイン性を兼ね備えた玄関ホールです。

  • たっぷり土間収納

    土や汚れが付いたものも気兼ねなく置いておけます。スポーツ用品等かさばるものも十分おける利用価値大な大型収納です。

  • 充実!トイレ&洗面の各階配置

    各階にトイレと洗面化粧台を配しました。ライフスタイルに合わせご家族で使用階を決めておくと忙しい朝もバッティングせずお互いに気持ちよく身支度できます。

    玄関入ってすぐに設置してあるので、帰ってきて手洗いうがいの習慣もつきやすいプランです。

  • 子ども部屋2室→書斎⇒DKにも

    欧米のように赤ちゃんから個室を与えるスタイルは日本に根付きませんでした。多くのご家庭である程度まで個室が不要な暮らしをしています。将来個室を求められても、広さは就寝と机、少しの個人用収納があれば十分です。それまでは書斎や趣味室にも応用可能。

    人生100年を見据えるなら、お子さんが独立されてご夫婦が80歳を超え高齢になり二階の生活に不便を感じるようになったら二部屋を一つにしてDKスタイルにも変更できます。ファミリークローゼットをお風呂としてすべて一階で生活できるように可変性を持たせたプランとしています。

    可変性が持てるように耐力壁を配さず、大きな空間として使えるような構造躯体とする工夫をしています。

  • ファミリークローゼット⇒お風呂にも

    最近増えてきましたファミリークローゼット。家族全員の服がまとめてしまえる時短プラン。そのまま着替え室にもなってしまいます。

    子育てが終了し80の齢を過ぎたころ、ここに浴槽を設置して広々とした水回り空間に改装し、自宅ケアが出来るようにしました。

  • たっぷりウォークインクローゼット

    夏・冬ものを同時に収納しておける収納量たっぷりの大きなウォークインクローゼットとしました。お隣のファミリークローゼットと合わせ衣類収納は他の収納と分けて重点的に配しました。

  • 書斎コーナー

    コの字に吊本棚とカウンターを設けて、堀こたつ風に仕上げた、子ども/親のスタディスペース。来客時は宿泊もでき、片付け不要な便利コーナーです。

  • 広いリビングダイニング+高い天井

    細かく区切り必要なところだけを冷暖房する日本のスタイルも、高断熱・高気密・熱交換型換気システム×全館冷暖房により、家じゅういつでもどこでも同じ「温度のバリアフリー」が実現したら、細かく区切る必要は全くなくなります。広く大きな空間のほうが効率も高くなり、のびやかで開放的な広々空間は心も穏やかに豊かにしてくれます。リビングの天井は屋根なりに勾配天井として3m以上の大空間としています。

  • 部屋干し対応広々洗面脱衣室

    浴室前の脱衣スペースの天井を1mほど上げ3.4mとしてここにホシヒメ様やホスクリーンなどの名称で知られた「吊り物干し」を設置して、目障りにならずに乾きも早い天井近くで室内星が出来るようにしました。さらに多目的シンクを洗濯機の隣に設置し、子供の汚れ物や上履きもここで洗えるようにします。そしてその隣の作業台で洗濯物を畳んだりアイロンかけだって出来るようにしました。

1階プラン
2階プラン

建物本体価格:1798万円(税別)/@488,789円/坪

■含まれていないもの

住宅設備 システムキッチン・ユニットバス・洗面化粧台等、各メーカーショールームにてお選びいただきます。
付帯設備 地盤改良工事、浄化槽工事、空調工事、照明設備、太陽光発電設備等、必要・ご要望に応じ設置する設備
特別注文工事 造り付け家具や珪藻土塗壁等のデコレーション等
現場外経費 管理諸経費、事務経費、労災・瑕疵保険料、設計料、許認可手続き費用等
税金 消費税

住宅設備は選ばれる機器により大きく価格が変動します。住ま居るがおススメする標準的な仕様品で約120万円ほどです。

付帯設備は建築地によるものが主です。照明器具は標準的なもので延床坪×8000円ほど、太陽光発電設備は@20万円/kWほどです。

特別注文工事は広さなどにより異なりますので都度打ち合わせとなります。

現場外経費は概ね200万円ほどです。

本体工事以外の工事費・諸経費を加味すると、概ね@68~70万円/坪となります。