COP21で世界に公約。「ZEHを2020年に標準化する!」
2020年には新築住宅のおよそ半分をZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)にし、2030年にZEHを義務化すると、かねてから日本は言ってきました。現在の新築住宅のおよそ15%がZEHと報告されていましたが、実際昨年までは「ローン0円住宅」などの太陽光発電による売電収入を主な目的とする住宅建築は、圧倒的な創エネルギー住宅なので余裕でZEHをクリアできたことで、表面的には普及率が上がりましたが2015年度はだいぶ減っているように思われます。
昨年までが太陽光発電の売電価格によるZEH普及だったとすれば、これからが本当の意味でのZEH普及の正念場です。
本来の目的である「自立循環型社会の創造」に向け、エネルギーの地産地消をかなえるZEHこそが、日本が出来るCO2排出削減の大きな課題なのでこれからも補助金を中心としたインセンティブを与え普及を促進していくことでしょう。
COP21開催中にもかかわらず、中国の北京では人が住むことが危険な状態になるほど(環境)大気汚染がひどいと連日ニュースで報じられています。この汚染大気が九州から北海道に至るまで日本に流れ込み、私たちの生活環境までも脅かしています。
CO2排出・エネルギー使用の3要素である、「産業部門・運輸部門・家庭(企業)部門」のうち、産業や運輸に関する省エネ技術と普及は日本ではかなり進んでおり、この先なかなかこの部門での削減は厳しいと言われる中で、家庭・企業部門はいままでほとんど手つかずで、大きな削減が期待できる部門なのです。世界の国々と比べても、産業・運輸部門でのCO2排出量は、GDP比でだいぶ少ないのです。日本の空気は、その産業規模に比べだいぶクリーンといえるのです。
ところが、家庭・企業部門、その大きなエネルギー使用を占める「暖房・冷房」によるエネルギー使用はまだまだ削減の余地があるのです。我慢する国民性故、寒くても暖房をつけず、暑くても冷房をつけない事から、ヒートショックや熱中症にて多くの方が命を落としています。その最大の原因は、「建物」にあるのです。
暖房・冷房を我慢して、最小限度の暖房にとどめても、暖めた空気はすぐさま逃げていくほど日本の家は世界の家と比べて、寒すぎるのです。この建物の断熱性能を上げることで、暖房・冷房によるエネルギー消費をだいぶ抑えることが出来るようになります。
断熱性能だけで言えば、埼玉で建てる一般住宅の断熱性能では、お隣韓国はもちろん中国でも建てることが許されないくらい性能が低いのです。このことを知らずに大金をはたいて、吹き抜けなどの大空間や、自然素材等にこだわり、寒くて仕方の無い家を建てていることのなんと多いことでしょう。床暖房等、理想的な暖房を設置しても、そのランニングコストの高さによってどれだけ多くの家庭が床暖房を我慢するか、光熱費の高さに苦しんでいるか、その家に住んで冬を迎えて初めて現実を知るのです。
「結露しない家」は標準で太陽光発電システムを搭載するZEHです
「結露しない家」の断熱性能は世界レベル。埼玉の気候は多くの先進国と異なり、高温多湿の夏をどう乗り切るかを考慮しなければいけません。欧州をはじめとする多くの先進国の夏はそれほど厳しくありません。そのかわり冬は北海道並みの寒さがあり、暖房重視・断熱最優先で家をつくります。しかも地震もほとんどありません。
だから埼玉には埼玉の、埼玉に適した家の建て方を工夫しなければいけないのです。冬の事だけを考え、室内の熱を極限まで逃がさないようにする断熱性能ばかり上げると、夏場にその断熱材が、どうしようも無いほどの蓄熱材として作用し、夜が来てもいっこうに部屋の室温が下がらず、耐えきれないほどの熱帯夜となり、エアコンがフル稼働する、省エネとは言いがたい家となってしまうのです。
夏は高温多湿で、冬は低温乾燥する埼玉では換気の工夫も必要です。熱を逃がさない、熱移動を少なくする大きな要素として換気があります。換気によって熱は大きく移動してしまいます。埼玉では、適度に窓を開けたり閉めたりするので夏はあまり換気のことは意識しなくてもいいのですが、それでも冬は多くの家庭が窓を閉めっぱなしとします。古くてすきま風がピューピュー吹き込む家ならまだしも、平成以降の中途半端な断熱・気密のほとんどの家は最低です。換気をほとんどしないものだからカビ・ダニの温床となっています。アレルギーの人が増えるのも当たり前ですね。そこで熱交換をしてくれる機械による換気設備が世界では主流なのですが、欧米では冬はとても寒くても空気はそれほど乾燥していないため、湿度は交換しない「顕熱換気」が適していて、かたや空気も冷たく空気がからからに乾く埼玉の冬は、湿度を逃がさない「全熱交換換気」が適しています。
ダニ・カビがはびこる一番の原因は「換気」が出来ていないから。
他にも「結露しない家」は快適で健康に暮らせ、とっても省エネエコな仕組みがたっぷりございます。ただ「結露しない」だけではありません。
日本最先端の住宅モデルが埼玉県の毛呂山町にございます。ZEHはもちろん、ぜ~んぶ自然素材で仕上げた内装、一番高かったときの太陽光発電システムを活用した収入UP住宅、先駆けでもバージョンアップが売りだったパナソニックのHEMSによるエネルギーの見える化、電気自動車を家の電源にする仕組みV2H(ビークルトゥーホーム)、120インチの大画面によるホームシアターシステムに表庭・中庭・裏庭を配したガーデンプランなど見所満載です。
風が抜けるさわやかなプラン(間取り)で真夏も何とかエアコンレスの生活が出来るモデルハウスです。
インナーパティオをタイル張りとして、蓄熱効果を高めるためコンクリートをそのまま活かせる逆ベタ基礎として床暖房を配置し冬場の快適性を上げるなど、いろいろなことが体験でき、多くのお客様のお悩みに応えられるモデルハウスとなっています。
近未来の住宅は、今までの生活スタイルを一変する不思議にあふれています。これを理解せずして家を建てるとしたら、近未来にきっと後悔されることでしょう。
無料で見学できますので、お気軽にお問い合わせください。