埼玉県鶴ヶ島市 T様邸
2015年、平成27年12月中、お施主様のご厚意にて事前申し込みによる見学希望者のみ内覧頂けます。
場所は圏央道と東武東上線に隣接した立地で、若葉駅まで余裕の徒歩圏。
ゼロ・エネルギー・ハウス、ZEHの補助金「130万円」を受けて建てられたとっても暖かい「結露しない家」。
埼玉県の補助金「50万円」には申し込みが殺到し、抽選に漏れてしまいました。多くの申込者と業者さんが県のやり方に大きな問題を感じたのもいまは昔。一年ってアッという間ですね。
こちらのT様邸は限られた予算の中でも、結露しない、希望の詰まった暖かい家を建てられた実証棟でもあります。
ZEHと暖かさの秘密
基礎外張り断熱
床断熱では冷たい空気がほんの数センチの断熱の下を吹き荒れています。床下空間にワンクッション置くことで圧倒的に断熱的に有利になります。
吹き付け泡断熱
壁も、
屋根・天井も、
床下、基礎内側にも断熱施工することで圧倒的な断熱優位性を確保。
コストはそれほど上がらないのですが、工事の段取りが面倒なのか、日本ではなかなか普及しません。欧米では当たり前の断熱工事です。この吹き付け泡断熱工事の大きなメリットは「気密」がとっても高くとれるところ。気密性は後述する「換気設備」の能力を最大限に発揮するためにとっても必要な性能なのです。
しかも、屋根・天井面には、夏場に大きな威力を発揮する「遮熱」工事を施工。
一番大切な「窓」
省エネ住宅で一番に手をつけなければいけないのが、「窓」。だって、
T様邸で採用したのは、
どれぐらい性能が違うかというと、
上記の表を見て頂くとわかりますが、新築住宅では一般的になったペアガラスサッシ(複層ガラス)。とっても高性能に言われていますがそれはあくまでも、今までのシングルガラスサッシ(単板ガラス)と比べてのこと。数値が小さいほど高性能な窓の性能値である熱貫流率でいうと、6.51が4.65になるので大幅な性能アップとなります。・・・・・・が、恥ずかしいことに先進国の国々では2015年現在、建物での使用が禁じられるぐらい低性能な窓なんです。
高額なハウスメーカーで採用している高級な窓でも、左から三番目のアルミ樹脂複合サッシ。これは外側はアルミで室内側は樹脂という(複合)窓です。アルミに比べて1/1000の熱伝導率しかない樹脂を室内側に採用することで、大幅な断熱性能アップを宣伝していますが、残念ながらこちらの窓も多くの先進国では住宅用としては使用禁止となり、ホームセンターでたたき売られている代物です。
そしてT様邸で採用したのが、右から3番目に記載されている「樹脂サッシ(樹脂窓)」。近隣の新築住宅とは圧倒的な性能差を誇ります。熱のほとんどが窓から逃げていくことを思えば、窓の性能差こそ建物の断熱性能差といってもいいくらい差があります。写真に書いてありませんが、T様邸の窓は、複層ガラスの間の空気層に、空気では無く「アルゴンガス」という空気よりも熱を伝えにくいガスが封入されています。
こんなこと言っていいかわかりませんが、全ての窓にこのガスを封入するのにいくらかかると思いますか?いってみればただのガスです。ただとは言いませんが、住宅ということを思えばしれた金額です。しかしまずほとんどの建築業者さんはこんな事を指定してくれません。
もっというと「樹脂スペーサー」ってあると思いますが、あれも99%の業者さんの窓では「アルミ」が使われています。些細なことですが、暖かい家で、朝方結露するかしないかの瀬戸際である、窓の表面温度10℃前後で結露するかしないかを決めているのはこのスペーサーと言っても過言ではありません。こんな、金額にはそんなに現れないことがとっても重要だったりします。
全熱交換換気システム
人が生活すれば、必ず空気は汚れます。人が吐く息が二酸化炭素だから仕方ありません。そして寒い冬はどうしても換気を怠りがちです。いまや木造の家でたいした気密工事をしなくても、結構な気密性能を有するようになった今、換気設備の設置が義務づけられたのはご存じのことでしょう。
でもその換気設備のほとんどが第三種換気設備で「熱交換」しないタイプのモノばかり。簡単に言えば暖かくした家の空気を外に出して、冷たい空気を家の中に入れるというモノ。本末転倒なのですが、多くの方はとっても家が寒くなるのでこの換気設備を冬場は止め、換気していないのです。仕方ないと言えば仕方ないですが、化学物質にあふれた新築住宅でアレルギー等の敏感症の方が増えるのもうなずけます。
T様邸では、これらとは一切関係ない、「全熱交換型換気システム」を導入しております。換気による熱ロスを最小限にとどめるので、一番換気が必要な冬場も普通に換気し続けられ、ダクトを家中に張り巡らせることで家中の空気を循環させる理想的な換気設備です。
高断熱性能と合わせ、この換気設備で家中をほぼ一定の温度に保つことが出来るのです。
しかも中国の大気汚染が深刻化し日本への影響も懸念される中、
フィルターを通った新鮮な空気のみ室内に入れてくれるので、暖かいのに新鮮できれいな空気を吸って生活することが出来ます。
大変と思われるのはそのお手入れですが、各所に配した吸気口を出来れば一月に一回、ほこりをだして洗って頂ければOK。
出来ればシーズンごとに、大元のフィルターが入っている吸気口を手洗いして天日干しして頂ければOK。とっても汚れるのでいかにきれいにしてくれているかわかります。
とっても高い気密性能の住宅では、この換気システムが効率的に働いてくれます。ほこりは家中にまっていて、本棚やあらゆる隙間に入っていきますが、この換気設備を採用すると、吸気口にほこりが集まるので、部屋のほこりがとっても少なくなったとお客様にも喜ばれています。
「窓」「断熱」「遮熱」「気密」「換気」これらの性能値をしっかりと見極め、適切な設備や仕様、商品を選び、しっかりと工事することで、暖かく「結露しない家」が出来るのです。
あとはほんの少しの暖房設備・冷房設備で、お客様が思う快適な室内温度を設定すれば、既存の考えがふっとぶくらいの快適性を手に入れることができます。
高性能な住宅は自由なプランニングや大きな吹き抜け空間、床暖房とも相性抜群です。システムキッチンや床材、建具、間取りなどは自由に決められるので、あとは好みの問題。
T様邸で採用した、「竹(バンブー)フローリング」やエネルギーの見える化しスマートハウスを実現する「HEMS」など、実際に目で見て体感できることはたくさんあります。
下記フォーム、もしくは直接お電話をいただければ内覧可能ですので、お気軽にお申し込み下さい。