耐震改修

1971年(昭和46年)築の元は建て売りということで、1Fでラーメン店を営まれていた店主が高齢となり、引退されるということでまずは建て替えを検討されました。
しかし行政調査をすると、前面道路が都市計画道路となっており、敷地の80%ぐらいがその範囲に含まれておりました。建坪率・容積率とも、そもそもがいっぱいいっぱいだったので、建て替えを断念。全面改装へと舵が切られました。
スケルトン状態まで解体して一から建て直すほどの大改修工事です。オーナー様より言われていたとおり、大型車が通ると建物は大きく揺れるし、土台は腐ってほとんど無いのでは?と言うほどの状態でした。
いざ解体してみると・・・・

本当に土台が腐って無くなっていました

本当に土台が腐って無くなっていました

柱も朽ち果てていたり、柱の入れ替えやら土台の伏せ変え等だいぶ大がかりに工事をしました。

順を追ってほぼスケルトン状態にしました

順を追ってほぼスケルトン状態にしました

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耐震改修⇒省エネ改修の順番です。
解体時のぐらぐらした建物とはうってかわって、しっかりとした頑強な感じが伝わってきます。

省エネ改修

duo_PG02高性能新築住宅や省エネのアパートやマンション等では当たり前に使われ始めたペアガラス。ガラスが二重となっていて、とっても暖かい!というのを売りにしています。確かに一枚ガラスの窓と比べるととっても断熱性能が高くなります。
 ⇒ 
数字は小さいほど性能が高くなります。
これにLOW-Eガラスといわれる、熱を伝えにくくする特殊なフィルムを張ったガラスになると、さらに性能が高くなり、

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こんな風に宣伝されています。
埼玉で高性能な省エネ住宅と宣伝される建物に大変多く使われている窓です。この窓で、最高性能の低炭素認定基準をクリアできます。
しかししかし、もっともっと高性能な窓があり、高級住宅といわれる邸宅にはもっと高性能な窓が使われます。
それは、窓の枠をアルミだけではなく、室内側を樹脂製にした窓です。
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この枠でLOW-Eペアガラスにするとグンと性能が上がります。熱をとってもよく伝えるアルミの枠から、アルミの1/1000しか熱を伝えない樹脂枠を室内側に使うのだから当然といえば当然です。

数字でみると、とっても性能が上がることがわかります。
どれだけ性能が上がるかというと・・・
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だいぶあったかくなりますね。4倍もの性能差というのですから。この窓を使えば北海道でも、最高性能の断熱基準をクリアできるのです。

しかし、この程度では「寒すぎる」のです。
北海道で最高の断熱基準をクリアできるといっても、実はお隣韓国や中国ではこの窓は「最低基準」となっているのです。
そう、「最低」なのです。ということは、これ以上に高性能な窓があるということですね。

室内側も室外側も全て樹脂製の枠を採用した樹脂窓

室内側も室外側も全て樹脂製の枠を採用した樹脂窓

画像にもありますが、二枚のガラスに挟み込むスペーサーという部材も普通はアルミなのですが、そこも樹脂製にして、さらに空気層の厚みを普通は6mm程度なのですが15mm以上とし、さらにその空気層に空気よりも熱を伝えにくいアルゴンガスを封入して、

この樹脂窓を全ての窓に採用しています。
こうすると、

窓の性能比較

窓の性能比較

ここまで来ると断熱先進国の欧米の住宅でも使える基準まで性能が上がります。窓なのに一昔前の住宅の壁より断熱性能が高くなっています。

この違いはどれくらいかというと・・・

アルミ枠の窓はぼ全体に霜がついて真っ白になっています。

アルミ枠の窓はぼ全体に霜がついて真っ白になっています。

室内側樹脂枠の窓は多少霜がつかなくなっています。

室内側樹脂枠の窓は多少霜がつかなくなっています。

ここまで埼玉は寒くならないので問題ないとはいえますが・・・

樹脂窓はまったく霜がつきません

樹脂窓はまったく霜がつきません

全く霜がついておらず、触っても樹脂の部分は冷たくありません。結露しなさそうですよね。

窓だけの断熱性能だけで言っても
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まずは窓の性能を上げることが一番です!

熱は窓から・・・

熱は窓から・・・

信じられないでしょうが、ここまで断熱性能を高めるとエアコンだけで家中暖めることが出来ます。
難しい計算を経て算出されたQ値という「熱損失係数」で、1.4ぐらいの性能の建物となりました。参考までに、

昔の建物のQ値と今の家のQ値一覧

  • 無断熱の木造住宅:Q値9.29、C値8
  • 昭和42年築の木造住宅:Q値6.55、C値10
  • 平成5年築の木造住宅:Q値4.13、C値5
  • 現在の高断熱住宅(新築全体の30%ほど):Q値2.7、C値5

どれだけ高断熱性能かおわかりいただけだでしょう。見た目は高級感ただよう大手メーカーのアパートは、熱を伝えやすい鉄骨の躯体です。新築でもQ値はだいたい4~3と低性能で、断熱性能では見えてこない輻射熱で寒い日はより寒くなります。

たとえばこのワンルームを暖めるのにどれだけの暖房器具が必要か計算してみます。(階段等全てを含んだ面積≓37㎡)
外気温0℃として、室温を20℃に保つのに必要なエネルギー量は・・・
Q値1.4×室面積37㎡×温度差(20℃-0℃)=1036W 6帖用のエアコンが2.5kW(2500W)なので十分に暖めることが出来ます。

ちなみに普通の新築ワンルームアパートでは、Q値4として・・・
4×37×20=2960W 8~10帖用のエアコンが2.8kW、37㎡≓22.5帖。この広さだと2つに区切って2台のエアコンが必要になりますね。日本では普通といえば普通の寒い家(部屋)です。

この一番の違いは、冷えにくくなる!ということです。一度暖めたら熱が逃げにくくなるので部屋が暖かいまま続くと言うこと。これってとっても嬉しくないですか?

二重床で階下も気にせず暮らせます

アパートやマンション等の共同住宅で一番多いトラブルは「音」。それを解消するために二重床にしました。

二重床にすることで音の伝わりを軽減

二重床にすることで音の伝わりを軽減

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二重床工事

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