自然素材の家に取り組んで20年

シックハウスという言葉が聞こえ始めていた平成7年、住ま居るは不動産業者として創業しました。
ビニールクロスの家造りに疑問を持っていち早く自然素材の家に取り組み始めました。天然木が持つ様々な効能を今ほどは知りませんでしたが、昔ながらの家にはシックハウスは無縁だったことから、家造りを昔のように自然素材を中心に、一つ一つ手造りに戻そうと始めましたが、それを請け負ってくれる建築業者さんがいませんでした。やっと建ててくれる建築業者さんもコスト(価格)が3割以上も高くかかる現実がありました。工業製品主流の家造りにおいて天然木を始めとする自然素材はとても高価なものでした。そしてその施工に技術のいる職人さんのコストもまた割高になりました。
そういった数々の問題に直面しながらも、新しい家がその家族を病気にするなんて絶対に起こしてはならないと、そしてコストを下げる一番の方法として、自ら建築業を行うことにしたのです。そうこうしているうちに、日本中に同じような考えを持つ私たちと同じ規模の工務店さんがたくさん出てきて、材料の価格低下、施工上の技術的な問題の解決とすこしずつ前進してきました。そして現在では、「手間ひまかける仕事」の価値も見直され、住ま居るにおいてはクロス貼りの家の価格で自然素材の家が建てられるようになりました。

試行錯誤を繰り返した天然木の板張り壁とムクフローリング

健康に配慮した住宅を建てるときに床をムク(無垢)のフローリングにすることはある意味必須の条件でしょう。ところが天然木、ムク材には反りやムクリ等のデメリットがあります。それも木の種類(樹種)や産地、乾燥度等によっても一つ一つが異なり、それらの特徴を掴んで施工していくには相当の技術と経験が求められます。しかも、デメリットが目に見えて現れますので建築業者としてはアフターメンテナンスを考えると、とっても使いたくない材料と言えます。
それでも住ま居るはお客様からのクレームに真摯に対応し、その教訓を大工さん等の技術者と情報を共有し改善に改善を重ね続けたことにより、だいぶデメリットが押さえられるようになって参りました。こういった一つ一つの取り組みによってコストを下げ続ける努力を怠らないことを住ま居るはお約束いたします。

限られた棟数を地域密着で建てさせていただくことでコストダウン

住ま居るの施工エリアはそう広くはありません。WEBサイトからは千葉県や群馬県をはじめ、中には愛知県、京都府、和歌山県、青森県からも依頼を頂いたことがありますが、住ま居るは「鶴ヶ島・坂戸・川越・毛呂山・越生・日高・鳩山・東松山・狭山・入間を中心にした概ね1時間で通える範囲(遠くは東京都練馬区・板橋区・中野区・足立区も施工実績があります)が施工エリアとさせていただいております。
「家造り=一生のお付き合い」と言われるように、家は建てる時よりも建てたあとからのお付き合いのほうが長くなるからです。最近で言えば3.11の震災後全お客様宅にご連絡をし不具合がないか確認させていただきました。お客様のクレームにすぐ対応するためには、その対応する職人さんも近くにいなければなりません。現在進行中のお客様の工事現場の途中に、クレームを頂いたお客様の対応が出来る。これこそがアフターにお金がかからない一番の仕組みです。
移動にかかる経費やその修繕費は、新築棟数が多ければ多いほど、建築業界に長く身を置けば置くほど多くかかるものです。そこを工夫すれば会社全体のコストを抑制することにつながり、さらにはご紹介をいただけるようなお付き合いが続けられます。住ま居るのお客様の60%はご紹介のお客様となっています。

あまり私たちのことを知らない?宣伝広告が少なくて申し訳ございません

毎週末、特に土曜日には大量の不動産広告が入っていることはご承知のとおりです。住ま居るもごくたまに入れさせていただいておりますが、それも住ま居るの会社の近くばかり。それもお取引のある新聞配達会社さんに多大なる便宜を頂いてのものがほとんどです。というのも、B4サイズの折込チラシ1枚でおおよそ5~8円のコストがかかるからです。鶴ヶ島市・坂戸市の8割の世帯に配送しようとするとおおよそ10万部。つまり80万円もかかってしまうのです。しかもそのチラシを自社でつくらないとさらに制作費とし十万円程かかってしまいます。
建築業界では、リクルートさんをはじめとする雑誌の掲載となると、たった数ページで100万円単位の広告費がかかります。ましてや住宅展示場に出店するとなるとひと月に2~300万円。テレビCMやラジオCMなどたった15秒のものが一日2回流れるだけで、地方局で100万円単位のお金がかかります。とてもとても地域密着の工務店では払える額ではありません。
住ま居るの建築価格が安いのはこういった費用にお金をかけていないから。ご紹介により会社が成り立つ仕組みで、そのぶんコストを抑え直接お客様の家に還元できるのです。長持ちする丈夫な快適な家づくりにお金をかけるほうが地域密着工務店の強みとなると信じて、これからも建築費はお客様にそのまま還元する体制を続けます。

お客さまのこだわりか、私達のこだわりか検討します

本格和室を造るお客様が減り、収納重視、自然素材重視のお客様が増えました。私たち建築家は和の住まいには節(フシ)のない柾目の材木を良しとして、そうでなければいけないとも思っておりました。他にも床の間が・・・とか仏間は・・・とかタタミは・・・とか様々な・・・であるべきというこだわりが、実はお客さまのこだわりではなく私たちのこだわりだったと気づきました。実は私たち建築にたずさわる者たちのこだわりがコスト高だったことに気づいたのです。現在は壁に貼る板も節(フシ)が少ないのがいいのか、フシがどんなにあってもコストをかけずに天然・自然素材を望まれているのか、日焼けにより色合いが変わってしまっててもコストが低い方がいいか等確認させていただくことでお客さまのニーズに応えてコストを抑えております。

会社概要

社号 株式会社 住ま居る
所在 〒350-2224 埼玉県鶴ヶ島市大字町屋176番地5
電話・FAX P:049-271-2350、F:049-271-2656
代表者 菅原 功樹
業務内容(許認可等) 宅地建物取引業・建設業・建築設計事務所
資本金 1000万円
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